ドラマ『能面検事』で仁科睦美を演じる観月ありささんに対して、「関西弁が下手すぎて話が入ってこない」「違和感が強い」といった声がネット上で話題になっています。
観月ありささんといえば、これまで数多くの作品で主演を務めてきた実力派女優。
しかし、今回の『能面検事』では、慣れない関西弁に苦戦している様子が視聴者の間で注目されています。
この記事では、観月ありささんの関西弁がなぜ「不自然」「下手」と言われるのか、『能面検事』のキャスティングや演出背景にも触れながら、徹底的に考察します。
SNSでは「観月ありさの関西弁が下手すぎる」と話題に
『能面検事』の放送開始後、X(旧Twitter)では「観月ありさの関西弁が下手すぎる」「イントネーションが標準語にしか聞こえない」といった声が多く見られました。
観月ありささんを他の関西弁が上手い方に
— イヴ(ファンタジーライフiガチる) (@nekosukiyakin) July 26, 2025
かえていただきたい
素晴らしいドラマだと思いますが
観月ありささんのエセ関西弁で
見るに耐えないです
観月ありささんのシーンと男の子のシーン
関西弁が下手すぎて早送りしています
特に関西地方の視聴者からは、「あんな関西弁、聞いたことがない」「方言指導入ってるの?」といったリアルな反応も投稿されており、観月ありささんの演技が関西弁として不自然に映っていることがうかがえます。
観月ありさの関西弁が「下手」と言われる6つの理由
① 観月ありささんの出身地が関西圏ではない
観月ありささんは東京都練馬区出身で、関西地方での居住歴はありません。
生まれ育った環境に方言がなければ、発音や抑揚の自然さを演技に反映させるのは難しい傾向にあります。
② 関西弁のイントネーションが標準語の影響を受けている
『能面検事』での観月ありささんの関西弁には、「やねん」「なんでやのに」などの表現において、音の上下が標準語に近く、ネイティブのリズムから外れて聞こえるとの指摘があります。
③ セリフのテンポが関西のリズムと噛み合っていない
関西弁は“テンポ感”が命といわれる方言です。観月ありささんのセリフは間が空きすぎていたり、逆に詰まりすぎていたりと、関西特有の“間”が感じられないという声が上がっています。
④ 共演者との落差が目立つ
『能面検事』には、関西出身の大西流星さん(兵庫県出身)が出演しており、彼の自然な関西弁と比べると観月ありささんの発音の違和感が際立ってしまいます。
他にも、大阪府出身の寺脇康文さんなど関西ネイティブの共演者との並びで浮いて感じられる場面があります。
⑤ セリフの言葉遣いがリアルな会話に感じられない
脚本上、関西弁のフレーズが強調されすぎており、大阪弁を多用することで、演出としてわざとらしく見えてしまっています。
そのセリフに自然な感情が乗っていないことで、さらに不自然さが際立ちます。
⑥ 感情と関西弁がかみ合っていない
観月ありささんはもともと感情表現が豊かな女優として知られていますが、『能面検事』では感情の抑揚が関西弁の響きとマッチせず、演技が空回りしているように感じられるという指摘があります。
『能面検事』会見での観月ありさのコメント
2025年7月に行われた『能面検事』制作発表会見では、観月ありささん自身が「最初は『なんで私が関西弁?』と戸惑った」と語っています(ORICON NEWSより)。
また、大西流星さんからイントネーション指導を受けたことも明かしており、関西弁の習得に真摯に取り組んでいる様子がうかがえます。
演出意図としての“違和感”?
観月ありささんが演じているのは、大阪地検の総務課課長・仁科睦美という役どころです。
一方で、主人公である“能面検事”不破俊太郎は上川隆也さんが演じています。
タイトルにもなっている「能面検事」の硬質な雰囲気や、キャラクター間のコントラストを強調するために、仁科睦美の柔らかな印象や多少不自然な関西弁が“演出として計算されている”可能性もあります。
他作品でも関西弁に苦戦した俳優は?
観月ありささんのように、関西弁に初挑戦し難しさを感じた俳優は他にも存在します。
- 永作博美さん:NHKドラマ『バニラな毎日』での関西弁が「下手」「違和感がある」と指摘されています。
- 井川遥さん:『下剋上球児』では三重弁の役柄ながら、イントネーションに違和感との声が上がりました。
- 宮崎あおいさん:『きいろいぞう』での関西弁が不自然という感想が寄せられています。
- 上野樹里さん:『お父さんと伊藤さん』の舞台挨拶で、「標準語が抜けきらず中途半端だった」と自ら語っています。
いずれも演技力には定評のある俳優たちですが、関西弁という言語的ハードルが視聴者にとって違和感の原因となることは少なくありません。
まとめ
観月ありささんの関西弁が『能面検事』で「下手」「不自然」と評価される理由には、出身地・イントネーション・テンポ・周囲との比較・セリフのクセ・感情の乗り方といった多角的な要素が絡んでいます。
しかし、観月ありささんは関西弁の習得に真摯に取り組み、丁寧に役を作り上げようとしている様子も見て取れます。
今後、話数を重ねるごとに関西弁が自然になっていく可能性は十分あります。
『能面検事』というドラマにおいて、観月ありささんの関西弁がどのように進化していくのか、引き続き注目が集まりそうです。
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