TikTokで広まった「グッボイくん」。独特な声と「GOOD BOY!」の決め台詞が注目されています。
一方で、ただのミームにとどまらず「なぜこんなに刺さるのか?」と分析する声も増えています。
今回はグッボイくんがZ世代の文化にフィットした背景を考察します。
グッボイくんはなぜZ世代に刺さったのか
https://t.co/C4wgubt69e pic.twitter.com/0z5Se4T0gu
— TWONIX (@two_nix) June 14, 2025
- シュールなギャップが「わからない面白さ」として受け入れられた
- 本当にあるアニメのように錯覚する“リアリティ”
- 引用やリミックスが前提のSNS文化との相性
短くてクセになるフレーズは、スマホで気軽に楽しめる時代にぴったりでした。
「GOOD BOY!」のテンポ感は、繰り返し視聴を誘う強いフックになったのではないでしょうか。
ミームとしての「グッボイくん」
TikTokやXでは「ネタの共通体験」が拡散力を生みます。
グッボイくんは短い音源で完結し、誰でもアレンジできる“参加型ミーム”として機能しました。
動画に字幕やリップシンクを加えるだけで「自分なりの作品」として発表できるため、多くのユーザーが参入。
こうして派生が派生を呼び、ミームとして一気に広がったのではないでしょうか。
グッボイくんと昭和アニメ風表現
作者の作風が「懐かしさ」と「新しさ」を融合させています。
昭和アニメ風のタッチやセリフ回しが、Z世代には“レトロポップ”として映り、親世代には“懐かしいのに存在しない”違和感を与えました。
多世代に響く表現だったことが、人気拡大の要因とも考えられます。
インフルエンサーによる拡散事例
グッボイくんの人気はインフルエンサーの参加によってさらに加速しました。
人気グループ「龍宮城」の伊藤圭吾さんが動画で使ったことで、一気に注目度がアップ。
さらに、インフルエンサーのなえなのさんや、おでんちゃんなども相次いで参戦し、Z世代の間で“避けられないミーム”として定着しました。
グッズ展開とファンカルチャー
公式ブランド「TWONIX」から販売されたグッボイくんTシャツは即完売。
ユニークな注意書きや発送スタイルも話題となり、キャラクター人気がリアルに広がっていることを示しました。
今後はLINEスタンプや新キャラ「グッガルちゃん」の登場も予定され、ファンカルチャーとしてさらに盛り上がる可能性があります。
今後の広がり方
- LINEスタンプやグッズ販売による“リアル化”
- 他のクリエイターとのコラボで拡張する可能性
- 新キャラ展開による世界観の拡大
グッボイくんは単なるバズで終わらず、カルチャーとして定着する可能性があります。
SNSからリアルへ展開していく動きにも注目が集まりそうです。
まとめ
グッボイくんは、TikTok発祥というだけでなく「Z世代文化の象徴」とも言える存在です。
シュールなギャップ、レトロ演出、参加型ミームという要素が組み合わさり、多くの人を惹きつけました。
さらにインフルエンサーやグッズ展開が後押しし、ネットカルチャーを超えた存在になりつつあります。
これからも新展開が続けば、ネットカルチャー史の一ページに刻まれるキャラクターになるかもしれません。
コメント