TikTokで「中高年型」として活動する屋代まどかさん。
49歳から本格的にダンスを始め、50歳でロボットダンス全国大会に優勝したことで一躍話題となりました。
「激レアさんを連れてきた。」にも出演し、その生き方が多くの人に勇気を与えています。
では、普通の主婦がなぜ50代からダンスを始めることができたのでしょうか。
この記事では、屋代まどかさんがダンスを始めたきっかけや背景、活動名に込められた思いを詳しく解説します。
屋代まどかがダンスを始めたきっかけ
屋代まどかさんがダンスに惹かれた最初のきっかけは、アイドルグループ「光GENJI」でした。
ローラースケートで軽快に踊る姿に心を奪われ、子どもの頃から自然に真似をしていたそうです。
とくにムーンウォークの動きに強い憧れを抱き、つま先立ちで何度も練習を重ねていました。
とはいえ、当時は習い事をする余裕もなく、ダンスを学ぶ機会はありませんでした。
それでも「ダンスをやってみたい」という思いは心の奥に残り続けたのです。
子育てが落ち着き生まれた「自分の時間」
屋代まどかさんが本格的にダンスを始めたのは2021年。
当時49歳で、長女の大学受験が終わったことをきっかけに「自分の時間を持てるようになった」と語っています。
さらに次女も大学受験を控えており、母としての大きな役割を果たしたという充実感が背中を押したのでしょう。
また、この時期はちょうどコロナ禍で外出が制限されていたため、家でできる趣味や挑戦を探す人が増えていました。
屋代まどかさんにとって、それがダンスを本格的に学び直す絶好のタイミングだったのです。
49歳で挑戦を決意した理由
屋代まどかさんがダンスに挑戦しようと決めた背景には、大きく3つの理由があります。
- 子育てが落ち着いた安心感
長年優先してきた家族の生活から一歩離れ、自分自身の挑戦に時間を使えるようになったこと。 - コロナ禍で生まれた時間の余裕
外出や仕事の制限があったからこそ、新しいことを始める気持ちが高まったこと。 - SNSの存在
同世代の人が発信する挑戦を目にして「自分にもできるかもしれない」と感じたこと。
こうした要素が重なり合い、「本気でやってみよう」という決意につながったのではないでしょうか。
「中高年型」という活動名に込められた思い
TikTokでは「中高年型」という独特な名前で活動しています。
この名前には「中高年でも挑戦していい」「同世代に勇気を与えたい」という思いが込められています。
インタビューでは「カッコつけても仕方ない。ネタとして印象に残る名前を選んだ」とも語っており、インパクトと親しみやすさを大切にしていることが伝わってきます。
若い人が中心のダンスコミュニティに飛び込む勇気がなくても、自分の名前で活動することで「壁を壊したい」という気持ちがあったのかもしれません。
結果的にこのユニークな活動名は、多くのファンに覚えてもらいやすくなり、フォロワー獲得にもつながりました。
ダンスを始めてからの急成長
2021年から本格的にダンスを始めた屋代まどかさんは、わずか数年で数々の成果を残しています。
- 2021年:「ロボットダンスバトル」に初出場しベスト4
- 2022年:2度目の挑戦で安定した成績を収める
- 2023年:「ROBOT DANCE PARTY VOL.3」で優勝
- 2024年:「ムーンウォーク世界大会」で準優勝
ダンスを始めてからの成長スピードは驚くべきものです。
その秘訣は「ロボットダンスが楽しくて仕方がなかった」と語るように、好きなことを徹底的に楽しんだことにあります。
家族に支えられた挑戦
屋代まどかさんの挑戦を支えてきたのは、家族の存在でした。
夫や娘たちは、廊下で突然ムーンウォークを始める彼女を「そういうお母さん」と受け入れていたそうです。
家庭の中で自然にダンスが日常の一部となり、家族にとっても当たり前の風景になっていました。
ときには料理をロボットダンス風に運び、娘から「遅い!」とツッコまれることもあったといいます。
そんなユーモアあふれる関わりが、家族の応援につながり、挑戦を後押ししてきたのではないでしょうか。
TikTokで広がった人気と影響力
屋代まどかさんはTikTokで「中高年型」として動画を投稿し、2025年8月時点でフォロワーは約2.3万人。
まばたきせずに踊るロボットダンスは「本物のロボットみたい」と絶賛され、多くのいいねやコメントを集めています。
動画の中には数千いいね!を獲得するものもあり、メディアや企業からの注目も集めました。
テレビ番組やWebCMへの出演につながったのも、TikTokでの影響力があったからかもしれませんね。
まとめ
屋代まどかさんがダンスを始めたきっかけは、光GENJIへの憧れと子育てが落ち着いたタイミングでした。
49歳で挑戦を始め、短期間で全国大会優勝を果たした姿は「何歳からでも夢中になれる」ことを証明しています。
「中高年型」という名前で活動し、フォロワー2.3万人を集めるまでに成長したのも、好きなことを楽しみ続けた結果です。
これからも屋代まどかさんの挑戦は、多くの人に勇気を与え続けるでしょう。
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