旅系YouTuberとして人気を集めてきたバッパー翔太さんが、2025年6月28日の動画公開を最後に沈黙しています。
舞台となったのは、中国・新疆ウイグル自治区。
強制収容所問題を取り上げた直後から音沙汰がなくなったことで、ファンの間では安否を心配する声が広がっています。
本記事では、消息不明と噂される背景やSNS投稿の違和感、さらに考えられるシナリオを整理します。
バッパー翔太とは?
バッパー翔太さんは兵庫県姫路市出身で、1992年3月12日生まれの33歳です。
高校卒業後にオーストラリアでワーキングホリデーを経験し、バックパッカーとしての旅を始めました。
YouTubeチャンネルの登録者数は132万人を超え、世界のリアルを伝えるスタイルで注目を集めています。
観光地紹介よりも、貧困や格差、治安が不安視される地域など「世界の闇」に光を当てる動画が特徴です。
視聴者からは勇敢さと行動力が評価され、多くの支持を得てきました。
ウイグル取材後の沈黙
2025年6月28日に公開された動画は「中国ウイグル自治区と強制収容所の実態」でした。
再生回数は200万回を超え、大きな話題を呼びました。
動画内では「現地は監視が厳しく尾行されている」と語りつつ、住民が一様に「平和だ」と繰り返す様子が映されました。
その不自然さから「検閲を受けているのでは」との声も上がりました。
しかしこの動画を最後に、YouTubeの更新は止まります。
これまで月に数本は投稿していたため、沈黙は異例でした。
不自然なコミュニティ投稿とInstagramの違和感
約2か月後の9月16日、YouTubeコミュニティに突然メッセージが投稿されました。
「新たな旅の始まり」と題されていましたが、誤字や「アディオス」といった普段使わない表現が混じり、ファンから「本人ではないのでは」との指摘が続出しました。
噂か本当か
— 田中慎之 (@Chikashi124) September 18, 2025
YouTuberのBappa Shotaさんがウイグル自治区の動画投稿後中国で消息不明(?)
最近の投稿 何やら変らしい
・誤字 始り 楽しにしております
・不自然 目の当たりした 身を遠のけて
ネットから距離を置く=自由に発信できない
・繰り返しが多い 未知の世界=言えない場所 ? pic.twitter.com/jp4tMCN30a
さらにInstagramにアップされたリール動画では、南半球らしからぬ風景や、ぎこちない笑顔、第三者が撮影しているような構図が目立ちました。
このため「拘束されて無理に撮らされているのでは」との憶測が一気に広がりました。
フィフィさんとのDMと第三者疑惑
タレントのフィフィさんは、Instagramでバッパー翔太さんからDMを受け取ったと明かしました。
メッセージには「ご心配をおかけしました。無事です。今週から動画を再開します」とありました。
一見安心できる内容ですが、普段は短文の返信しか送らないバッパー翔太さんが、突然長文かつ丁寧語で答えてきたことにフィフィさんは違和感を覚えました。
特に「いつも親切にありがとうございます」という表現は、面識のない相手には不自然で、第三者が代わりに送っている可能性を疑う声が上がっています。
考えられるシナリオ3つ
現在の情報から、バッパー翔太さんに起きていることは以下の3つが考えられます。
1. 中国当局に拘束されている
ウイグル自治区は厳しい監視社会で知られており、外国人が撮影や発信を行えば「スパイ行為」と疑われるケースがあります。
動画で尾行や監視について語っていた点から、当局に拘束されたのではと考える人は少なくありません。
2. 自主的に活動を休止している
危険を察知したバッパー翔太さん本人が、意図的に発信を止めている可能性もあります。
命の安全を守るために更新を控えているとすれば、しばらく沈黙が続くのも自然といえるでしょう。
3. すでに出国して潜伏中
ウイグルを離れて他国に滞在しているものの、注目を避けるためにSNS更新を抑えている説もあります。
ただし、不自然な投稿が続いていることから「自由に発信できない状態にあるのでは」と懸念されています。
新疆ウイグル自治区とは?
新疆ウイグル自治区は、中国の西部に位置し、イスラム教徒のウイグル族が多く住む地域です。
中国政府は「職業訓練施設」と説明していますが、国際社会では「強制収容所」と批判されています。
人権団体は200万人規模の拘束や強制労働を訴えており、国際的に最も注目される人権問題の一つです。
こうした地域で動画を公開したこと自体が、沈黙につながったのではないかとの見方もあります。
ネット上の反応
SNS上では「無事でいてほしい」「アカウントを乗っ取られているのでは」「勇敢すぎた結果かもしれない」といった声が多数寄せられています。
一方で、根拠のない噂や極端な説も広がっており、真偽の判断は難しい状況です。
まとめ
バッパー翔太さんは2025年6月28日に新疆ウイグル自治区の動画を公開して以来、YouTubeの更新を止めています。
その後のSNS投稿には普段と違う点が多く、ファンの不安を強めています。
拘束説、自主休止説、出国潜伏説と複数の可能性が考えられますが、現時点で公式な発表はなく真相は不明です。
ファンとしてはただ無事を祈るしかないのではないでしょうか。
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