2024年10月からアニメ化され、注目を集めている『チ。ー地球の運動についてー』(チ。)。
そんなチ。ですが、1巻から異端審問官として異端者たちを処刑していくノヴァクは最後にどうなるのか気になる方もいると思います。
そして、ノヴァクは最後までに娘ヨレンタが異端研究に関与していることに気づくのか解説していきます。
そこで今回はチ。ノヴァクの最後について以下の事をまとめました。
- チ。ノヴァクの最後はどうなる?
- チ。ノヴァクは最後にヨレンタに気づく?
ということを「チ。ノヴァクの最後はどうなる?ヨレンタに気づく?」と題して記事をお届けします。
チ。ノヴァクの最後はどうなる?
チ。ノヴァクの最後は、焼け落ちる教会で死にます。
ノヴァクは、8巻57話で異端側の人物ドュラカを追って教会に入ります。
そこで、ドュラカともみ合いになりノヴァクは胸を刺されてしまいます。
逃げようとするドュラカを止めるため、教会の入り口に火を放ちますが、ドュラカは炎を跨いで外に逃げていきます。
残されたノヴァクは胸の傷により走ることができず、教会の入り口が崩れ、その場に座り込んでしまいます。
そして、教会は炎に包まれ崩れていく描写で終わっています。
ということで、チ。ノヴァクの最後は、胸に致命傷を負って焼け落ちる教会で死んでしまいます。
チ。ノヴァクの最後の手袋と腕は誰の?
チ。ノヴァクが最後に持っていた手袋と腕は、娘のヨレンタのものです。
なぜなら、腕も手袋もノヴァクが持っている描写があるからです。
- 5巻34話でノヴァクはヨレンタに手袋をプレゼントしている。そしてヨレンタのニセの処刑の際に、処刑執行に携わった助任司祭アントニからヨレンタの手袋を形見として受け取っている。
- 7巻48話で異端側の人を守るために自爆をしたヨレンタの腕をノヴァク自ら拾っている。
ということで、チ。ノヴァクが死ぬ間際に手にしていた腕と手袋は、娘のヨレンタのものでした。
チ。ノヴァクは最後にヨレンタに気づく?
チ。ノヴァクは最後に、娘のヨレンタが異端研究側であることに気づきます。
7巻48話の時点では、自爆したヨレンタの腕をノヴァクが拾うシーンでは、自爆したのがヨレンタであるという確信はありませんでした。
なぜなら、5巻48話でヨレンタは異端研究によって処刑されていると偽の報告を伝えられていたからです。
また、自爆したのが異端解放戦線の組織長で、ノヴァクは組織長が娘のヨレンタであるとは知りません。
そして、ノヴァクは娘のヨレンタが異端研究側で生きていたと信じたくなかったからであると思われます。
ですが、前述のノヴァク最後のシーンで手袋に腕をはめることで、ヨレンタが異端側の組織長であったことをノヴァクは確信します。
ということで、チ。ノヴァクは最後に、娘のヨレンタが異端研究側だということに腕と手袋をはめることで気づき、確信します。
チ。ノヴァクが最後にヨレンタにしたことは?
チ。ノヴァクは最後に、ヨレンタが天国に行けるように神に祈りました。
なぜなら、ヨレンタは神を絶対とするC教に違反した地動説を研究していたため、ノヴァクは神から許されないと思ったからです。
そして、異端審問官ノヴァクが最後に地動説を研究するヨレンタを受け入れた理由は以下が考えられます。
- ノヴァク自身が、何も思考せずに地動説を迫害していたこと。
- ヨレンタが、地獄に落ちても構わないから地動説を知りたいという信念を持っていたこと。
- ノヴァク自身が、地動説を研究する人々の信念について考えることがなかったこと。
- ノヴァクが、娘ヨレンタのことを愛していたこと。
また、作者の魚豊さんはノヴァクが家族に対する一面についてリアルサウンドのインタビューで次のように語っています。
ただ毎日、生活の一部である仕事として、異端者を拷問し、処刑している。理由は上から命令されたから。(中略)だからこそ、生活として家族や友人を大事にするという一面もある。
ということで、チ。ノヴァクは最後に、C教に反する研究をしていたヨレンタの神の許しを乞い、天国に行けるように神に祈りました。
まとめ
「チ。ノヴァクの最後はどうなる?ヨレンタに気づく?」を最後までご覧頂きありがとうございました。
今回はチ。ノヴァクの最後についてまとめてきました。
- チ。ノヴァクの最後に胸に致命傷を負って、焼けおちる教会でヨレンタを思って死ぬ。
- チ。ノヴァクは最後にヨレンタが異端研究側の人間であることに気づく。
チ。のノヴァクの最後は、ヨレンタやいままでの自分の行いを知ることとなる悲しい回となっています。
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