TBS日曜劇場『19番目のカルテ』が話題を集めています。
主演の松本潤さんが初めて医師役を演じることでも注目されていますが、放送を見て「原作はあるの?」「読んだほうがいい?」と気になった方も多いのではないでしょうか。
この記事では、「19番目のカルテ」の原作漫画が完結しているのか?、そしてドラマとの違いはどこにあるのか?
さらに、原作漫画を読むべきかどうか?という視点で、詳しく解説していきます。
19番目のカルテの原作漫画は読むべき?3つの理由で解説!
「19番目のカルテの原作漫画は読むべきか?」という点について、筆者としては“読む価値はかなり高い”と感じています。
その理由を3つの視点から説明します。
① 徳重という医師の「本質」にもっと触れられる
ドラマの徳重晃(演:松本潤)は、飄々としていて少し掴みどころのないキャラクターに見える場面もあります。
しかし、原作漫画ではその内面――考え方、信念、診察へのスタンス――がより丁寧に描かれています。
たとえば、患者の目線、言葉の抑揚、生活環境まで細かく読み取る姿勢は、「人を診る医師とは何か?」を真剣に考えさせられます。
一見地味に見える問診こそが、最大の武器であるという描写が、原作ではより明確です。
② 医療ドラマファンにはたまらない“リアルな診察描写”
原作『19番目のカルテ』は、毎回違う患者が登場し、問診を軸に病気の真相に迫っていきます。
検査ではわからない病気や、心の不調が原因の体調不良などがテーマになることもあり、医療の多面性を学べる作品でもあります。
特に、「なぜその病気に至ったのか」「どう生活を変えることで回復するのか」といった背景も丁寧に描かれ、「治す」のではなく「支える」医療を実感できます。
③ 滝野みずきのキャラがドラマと違って新鮮!
ドラマ版では、小芝風花さんが演じる滝野みずきは、共感力の高い繊細な医師として描かれています。
しかし、原作漫画では、滝野は元柔道部出身の少し熱血な女性医師です。
理想と現実のギャップに悩みながらも、徳重の背中を見て成長していく姿は、若手医師のリアルな苦悩と希望が詰まっています。
ドラマとの性格の違いに驚く人も多いですが、どちらの滝野も魅力的です。
【原作漫画】19番目のカルテは完結してる?
「19番目のカルテの原作漫画は完結してるの?」という点ですが――
答えは、完結していません。
2025年7月現在、原作漫画『19番目のカルテ 徳重晃の問診』は連載中です。
- 作者:富士屋カツヒト(医療原案:川下剛史)
- 掲載媒体:月刊コミックゼノン(ゼノン編集部WEBでも連載中)
- 単行本:第11巻まで発売済み
- 第12巻の発売予定日:2025年9月20日予定
つまり、ドラマ『19番目のカルテ』が先に結末を描く可能性もあり、原作とドラマが並行して進行している状態です。
19番目のカルテドラマとの違いは描き方?
「19番目のカルテの漫画とドラマは違うのはわかったけど、結局どっちが本物?」と思うかもしれません。
その答えは、どちらも“19番目のカルテ”の正解です。
- ドラマ:感情の起伏や映像美で伝えるヒューマンドラマ
- 原作漫画:医療のプロセスや思考の流れを文字と絵で深掘り
まるで同じ人物を、カメラとペンという異なるツールで描いた世界とも言えるでしょう。
原作漫画をおすすめしたい人はこんな人!
次のような方には、ぜひ原作漫画をおすすめします。
- ドラマ『19番目のカルテ』を観て、もっと徳重の心の中を知りたくなった
- 医療ドラマや医療マンガが好きで、現実に近い描写が読みたい
- 滝野みずきの成長を、もっと長い視点で追いかけたい
- 総合診療医という新しい医師像に興味がある
まとめ|19番目のカルテの原作漫画は、読むべき価値がある

- 『19番目のカルテ』の原作漫画は完結していません(11巻まで発売)
- ドラマとの違いはあるが、どちらも“患者に寄り添う医師”というテーマは同じ
- 原作漫画を読むことで、登場人物の考え方や医療現場の深さがよりよく理解できる
- 「もっと知りたい」と思った方には、読めば読むほど引き込まれる作品です
ドラマを観て興味を持った方こそ、原作を読むことでもう一段階深く“19番目のカルテ”の世界に入ることができます。
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